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失敗の本質
失敗の本質
この本の書評・レビュー
『失敗の本質』は、戸部良一さんら6人の研究者が、日本軍の敗戦を「組織」の視点から分析した一冊です。
扱うのはノモンハン事件、ミッドウェー海戦、ガダルカナル、インパール、レイテ、沖縄という6つの失敗事例。それぞれの戦略的・組織的な要因を丁寧にほどいていきます。
読みどころは、それが過去の戦史で終わらないところです。あるnoteでは「本書で解説される『失敗の本質』は、スタートアップも含めた現代の日本企業にも未だに根深い問題として残っている」と指摘されています。
たとえば意思決定の文化。「全員合意」を重んじる傾向について、「大きな失敗を避けられるという利点もある」一方で、変化への適応を鈍らせる弱さでもあると読み解く人もいます。
軍事の失敗を、そのまま組織の失敗として自分ごと化できる。意思決定や組織のあり方を問い直したいときに、繰り返し立ち返りたい古典です。

