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D2C 「世界観」と「テクノロジー」で勝つブランド戦略 (NewsPicksパブリッシング)
D2C 「世界観」と「テクノロジー」で勝つブランド戦略 (NewsPicksパブリッシング)
この本の書評・レビュー
『D2C 「世界観」と「テクノロジー」で勝つブランド戦略』は、佐々木康裕さんによる、D2Cというビジネスモデルの本質を解き明かした一冊です。「そもそもD2Cって何」から立ち上げの具体論までを網羅した、入門書にして決定版と評されています。
まず刺さるのが、D2Cの捉え方の転換です。単なる「中抜き」ではなく、顧客との関係性に不可逆の変化を起こすものだ、という指摘。流通を短くする話ではなく、ブランドと顧客の距離そのものを作り変える営みとして描かれます。
もう一つの軸が、データとブランドの両輪です。ある読者は本書の「D2Cはデータ×ブランディングの『キメラ』」という表現に共鳴し、データは肝であると同時に、いまの時代に合った体験の質をどう届けるかが要だと整理していました。
「世界観」という言葉も本書の核心です。従来のCMがモノの機能を説明するのに対し、D2Cは「モノを使うことによってどういう世界を体験できるのかを表現している」と評され、機能ではなく感情体験を伝えることの重要性が語られます。
その世界観はチームづくりにも及びます。開発者も単なる実装者ではなく「世界観を知って受け入れていく」ことが必要だ、という指摘は示唆的で、プロダクトを世界観ごと作るという視点をデジタルの作り手にも投げかけてくれます。

