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他者と働く──「わかりあえなさ」から始める組織論 (NewsPicksパブリッシング)
他者と働く──「わかりあえなさ」から始める組織論 (NewsPicksパブリッシング)
この本の書評・レビュー
『他者と働く──「わかりあえなさ」から始める組織論』は、宇田川元一さんによる、わかりあえないことを出発点に据える組織論です。
本書の中心にあるのが「ナラティヴ・アプローチ」という考え方です。ナラティヴとは、各人が世界を見るときの解釈の枠組みのこと。相手のナラティヴを見極めたうえで橋を架け直すのが、対話の作法だと説きます。
読んだ人の反応が示すのは、技術的問題と適応課題を取り違えないことの大切さです。ツールや正論で片づく問題ではなく、関係性そのものを組み替える必要がある。「安全なところにいて相手にリスクをとらせていた」自分に気づいた、という率直な振り返りもあります。
もう一つの効用は、心理面での軽さです。他者とはわかりあえないことを前提にすると、「良い意味で他者への期待値が下がって、余計なストレスが減りそう」だと感じた人がいます。組織のしんどさは自分だけのものではない、という気づきにもつながります。
「デザイナー、エンジニア、ディレクターなど、レビューが多い方や新規事業に携わる方は読んでみるといい」と勧める声もあります。対話的アプローチを常に意識したい、そんなPdMの手元に置いておきたい一冊です。

