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予定通り進まないプロジェクトの進め方
予定通り進まないプロジェクトの進め方
この本の書評・レビュー
『予定通り進まないプロジェクトの進め方』は、前田考歩さんと後藤洋平さんによる、プロジェクトは基本的に予定通りには進まないという前提から出発する実践書です。
そもそもプロジェクトとは「未知との戦いの連続」であり、だからこそ体系的に向き合う方法がいる、というのが本書の立場です。構成がよく練られていて読みやすいと評価する声もあり、あるnoteでは「完成度の高い本に仕上がっている」と紹介されています。
中心となるのが「プロジェクト譜」という手法です。将棋の棋譜のように各局面を1シートに記録し、勝利条件・目標・施策・リソース・制約を書き出して可視化する。状況が局面として見えることで意思決定や振り返りがしやすくなり、組織としてのノウハウ蓄積にもつながります。
実務で使いやすい点も推されています。「管理稼働が比較的少なくすみ、実運用で利用しやすい」という理由で選んだという人もいて、重い管理をせずに回せるのが現場での強みです。
もうひとつの学びが第一章の整理術。「要望・要求・要件・仕様・設計を区別して整理する」という視点は、認識のズレでプロジェクトが崩れやすいPdMには効きます。著者さんたちも「プロジェクト譜で全てを賄えるわけではなく、WBSやリスク管理表と組み合わせる」と現実的な使い方を促しており、道具箱を一つ増やす感覚で手に取れます。

