人気の本ランキング
UXデザインの法則 ―最高のプロダクトとサービスを支える心理学
UXデザインの法則 ―最高のプロダクトとサービスを支える心理学
この本の書評・レビュー
『UXデザインの法則』は、ジョン・ヤブロンスキさん(訳は相島雅樹さんたち)による、デザインの良し悪しに心理学の根拠を与える一冊です。
最大の魅力は、そのコンパクトさにあります。「160ページとコンパクトに、図版がいっぱいでカラフルに、豊富な事例から、ごく限られた重要な法則を10個だけ紹介している」と評され、ヤコブの法則やヒックの法則など、押さえるべき原則だけに絞られているのが特徴です。
読者が口を揃えるのが、言語化の力です。「なぜこのデザインが良いのか」を言葉で説明できるようになる。「普段当たり前に使っていることも、概念を知り使うことで根拠が持てる」と語る人もいて、感覚頼みの判断が確かなものに変わります。
具体的な学びも語られています。感情のピークと終わりが記憶を左右するという法則から、UberEatsがドライバーの動きを可視化して待ち時間の不満を和らげた例を挙げ、「苦痛を快楽に変えるデザイン」として引く人もいます。
対象はデザイナーに限りません。「プロダクトマネジャーやエンジニア、事業責任者にも役立つ」と位置づけられ、プロダクトに関わる誰もがまず読める基本書として頼れる一冊です。

