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インタフェースデザインの心理学 第2版 ―ウェブやアプリに新たな視点をもたらす100の指針
インタフェースデザインの心理学 第2版 ―ウェブやアプリに新たな視点をもたらす100の指針
この本の書評・レビュー
『インタフェースデザインの心理学 第2版』は、スーザン・ワインチェンクさん(訳は武舎広幸さん・武舎るみさん・阿部和也さん)が、人の認知や記憶の仕組みからUI設計の指針を100個引き出した一冊です。
魅力は、心理学の研究を「知識」で終わらせない点にあります。参考文献の具体事例から抽象的な結論、そしてUI設計への活用方法までひと続きで展開されるため、「とても理解しやすく、業務と親和性がある内容ならすぐに実践できそう」と評されています。読み終えて手元に残したくなる実務書です。
たとえば記憶の話。多くの人が信じてきた「マジックナンバー7」に対し、本書は最新研究をふまえて「魔法の数」は4だと示します。この一点だけでも、一度に見せる選択肢の設計を見直す理由になります。
クリックの捉え方も刺さります。「ユーザーは喜んでクリックします。クリックのたびに適度な情報を得ながら先へ進めるのであれば、クリックしていることを意識しない」——つまり指標をクリック数の削減から、段階的な情報開示へずらす視点です。エラーメッセージの設計など、そのまま職場のチェックリストにしたくなる指針も並びます。
法則数が多く「インタフェースの議論に終始していて好みではない」という声もあり、体系立った理論書というより辞書的に引く本ですが、根っこにあるのはUIを人と人が話すのと同じ感覚で使えるようにするという一貫した思想です。UIの良し悪しを言語化したいPdMの、頼れる参照先になります。

