人気の本ランキング
リーン顧客開発 ―「売れないリスク」を極小化する技術 (THE LEAN SERIES)
リーン顧客開発 ―「売れないリスク」を極小化する技術 (THE LEAN SERIES)
この本の書評・レビュー
『リーン顧客開発 ―「売れないリスク」を極小化する技術』は、シンディ・アルバレスさん(訳は堤孝志さん・飯野将人さん・児島修さん)が、売れないものを作らないための「顧客開発」を実践的に説いた一冊です。
軸になる考え方はシンプルです。顧客開発は製品開発を下支えするものであり、両者を並行して回すことで失敗リスクを小さくする。「この位置づけが妙にしっくりきた」という声もあり、作ることと聞くことを切り離さない姿勢が本書の核にあります。
とりわけ評価が高いのが、インタビューの具体性です。「言っていることはしごく普通」ながら、プロセスが体系立てて説明され、実際に使えるトークスクリプトまでまとまっているため実践的だと語られます。「インタビュー初心者にはハマる」「苦手意識が緩和できた」という初心者の支持も厚い本です。
学びの核心は問いの立て方にあります。「知るべきは欲しいものではなく、課題である」。具体的な行動と同じくらい「なぜ」「いつ」「だれと」を掘ることや、バイアスを避けてフラットに聞く姿勢が繰り返し強調されます。
MVPの6つの型が整理されている点も含め、スタートアップだけでなく大企業でプロダクトに関わる人にも効く内容です。ユーザーインタビューをこれから増やしたいPdMが、手元に置いて何度も読み返す実務書になります。

