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UIデザイン みんなで考え、カイゼンする。
UIデザイン みんなで考え、カイゼンする。
この本の書評・レビュー
『UIデザイン みんなで考え、カイゼンする。』は、栄前田勝太郎さん・河西紀明さん・西田陽子さんによる、デザインをチーム全員の営みとして捉え直すための入門書です。
タイトルは「UIデザイン」ですが、実際にはユーザーリサーチやプロトタイピングまで含めて扱われています。イラストが豊富で分量も薄く、「非常にわかりやすい」「厚さが薄く心理的にも優しい」と、その読みやすさを評価する声があります。
この本の芯にあるのは、デザインを特別な職能として囲い込まないという姿勢です。ある読者は「デザインとかクリエイティブって言葉が独り歩きして特別な職能だと思われがちだが、どんな仕事も『価値を創造する』点では共通だ」という気づきを書き留めていました。手段が違うだけで、目指すゴールは同じ。そう腑に落ちると、デザイナー以外のPdMにとっても距離が縮まります。
とりわけ刺さるのは、少人数で改善をゼロから立ち上げる場面です。「1人目デザイナーや少人数のチームで改善を始めるにはどうしたらいいか悩んでいる人には良い本」と評する人もいて、小さな成果物で信頼を積み上げ、CHAPTER 1の内容を社内に発信して共感者を巻き込む、といった段階的な実践のヒントが得られます。
一方で「私には少し物足りなかった」という声もあり、中級者以上にはやや基礎的に映るかもしれません。だからこそ、デザインを巻き込みで前に進めたい初学者やその周囲にこそ効く一冊です。

