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突破するデザイン あふれるビジョンから最高のヒットをつくる
突破するデザイン あふれるビジョンから最高のヒットをつくる
この本の書評・レビュー
『突破するデザイン』は、ミラノ工科大学のロベルト・ベルガンティさん(監訳は八重樫文さん)による、革新的なデザインはどう生まれるのかを論じた一冊です。
本書の主張の核は、問題解決からの脱却にあります。課題解決(マイナスをゼロにする)ではなく、新しい意味を生み出すこと。「人々にとってどんな新たな意味を提供するのか」という問いの立て方こそが、突破口になるという視点です。
その裏返しとして、著者はデザイン思考のよくある使われ方に釘を刺します。あるnoteでは、本書が「デザイン思考がうまく働かない要因は、手順に沿って穴埋めすれば良いと考えてしまっていることだ」と指摘している点が紹介されています。フレームワークの穴埋めが目的化する危うさは、PdMにも耳が痛いところです。
方法論の向きも印象的です。ニーズを外から拾う「外から内へ」ではなく、自分たちの解釈を起点にする「内から外へ」のプロセスで意味は生まれる、と本書は説きます。
読後感も熱く、「最近読んだ"デザイン"と冠する本の中で頭半分抜きん出て印象的でした」と評する人もいます。ビジネスにおけるデザインの答えの一つとして、新規事業に関わる人ほど手応えを感じる本です。

