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多様性の科学
多様性の科学
この本の書評・レビュー
『多様性の科学』は、マシュー・サイドさんによる、多様な視点がなぜ組織を強くするのかを科学的に解き明かした一冊です。「PdMという職種には特におすすめ」「チームで仕事をする全ての人に読んでほしい名著」と評する声もあります。
出発点にあるのは、人間は間違えやすい生き物だという前提です。どれだけ賢い人でも価値観やバイアスの影響を受け、問題のすべての側面を理解することはできない。だからこそ一人で深く考えるだけでは足りない、というわけです。
CIAのテロ防止失敗や登山遭難事故などの事例を通じて、本書は画一的な意思決定が致命的な失敗を生む構造を描き出します。ある読者は「不均衡なコミュニケーションや画一的な意思決定の影響」が明らかにされる点を評価しています。
PdMに刺さるのは「平均値の罠」でしょう。平均的なユーザーに合わせた設計は、実際には誰にもフィットしないプロダクトになる。ユーザーの多様性を前提に、カスタマイズ性を持たせる発想が重要だと気づかされます。
実践への応用も具体的です。PRDを一人で精査するより、関係者と積極的に議論して観点を集める方向へ舵を切った、という感想もあり、日々の意思決定の精度を上げるヒントに満ちた本です。

