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問いのデザイン: 創造的対話のファシリテーション
問いのデザイン: 創造的対話のファシリテーション
この本の書評・レビュー
『問いのデザイン』は、安斎勇樹さんと塩瀬隆之さんによる、「正しい課題を立てること」から創造的な対話を設計するための一冊です。
出発点は、課題の捉え方は立場や状況で変わる、という認識です。ある読者は「関係者を巻き込んだ共創的なプロセスを踏むことで正しい課題を立てられる」と紹介し、アイデア発散の前に、まず問いを特定するプロセスを体系的に学べたと語ります。「いいアイデアを生むには、いい問いが不可欠」というわけです。
本書が鋭いのは、人間の適応力がもたらす弊害を名指しする点です。認識の固定化・関係性の固定化・衝動の枯渇・目的の形骸化という4つの停滞をどう崩すか——ここが「非常に参考になった」と評する人もいます。
具体的な技法も豊富です。問いに制約を持たせて探索範囲を絞る手法や、思考を柔らかくする「足がかりの問い」が、アイディエーションに困る人に役立つと紹介されています。
抽象度は高めで、「自分で仕組みを理解して具体に落とせる人にオススメ」という声も。理論からファシリテーションを組み立てたい人に向いた、歯ごたえのある一冊です。

