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VCの教科書: VCとうまく付き合いたい起業家たちへ
VCの教科書: VCとうまく付き合いたい起業家たちへ
この本の書評・レビュー
『VCの教科書』は、スコット・クポールさん(訳は庭田よう子さん)が、起業家の視点からVCとの付き合い方を解き明かす一冊です。
読みどころとして挙げられるのが、日米の比較で見えてくる差です。ある読者は本書を「日米VC業界の共通点と相違点を学べる」と位置づけ、欧米VCの常識と日本のそれとのギャップを実感できたと言います。
特に鋭いのがM&Aまわりです。米国では企業価値を最大化するために「マーケット・チェック」や投資銀行の活用が自然である一方、日本のスタートアップ業界ではその意識が薄い——そんなプロセスの当たり前の違いが浮き彫りになります。
利益相反の扱いにも触れられています。米国では売主専属のFA(財務アドバイザー)が当然で、双方の間に立つM&A仲介という形が存在しない、という構造の違いも整理できます。
VCと本気で向き合う起業家にとって、資金調達やイグジットの作法をグローバル基準で知るための実務的な一冊です。

