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起業の失敗大全 スタートアップの成否を決める6つのパターン
起業の失敗大全 スタートアップの成否を決める6つのパターン
この本の書評・レビュー
『起業の失敗大全』は、トム・アイゼンマンさん(監修はグロービス)による、なぜスタートアップは失敗するのかを共通法則として体系化した一冊です。
成功法則を説く本は数あれど、本書の立ち位置は逆です。あるnoteでは、成功法則書の代表格『STARTUP』に対して本書を「起業にまつわる失敗の共通法則集」と位置づけ、その対比構造こそが読みどころだと紹介されています。
軸になるのは、アーリーステージとレイターステージにそれぞれ3つ、計6つの失敗パターンという整理です。とりわけアーリーステージの2つが刺さります。
ひとつは「フライング」。先行調査を怠ったまま、顧客ニーズを満たさないプロダクト開発に突き進んでしまう罠です。もうひとつは「擬陽性」。アーリーアダプターに焦点を当てすぎ、メインストリームに届かない設計をしてしまう失敗を指します。心当たりのあるPdMは少なくないはずです。
1300社以上の研究に裏打ちされた知見は、「起業家が陥りがちな罠を避ける具体的な方法を提案している」「ビジネスを次のレベルへ押し上げる知識とツールになる」と評する声もあります。失敗を心理学的に先回りして知っておく意義を、静かに教えてくれる本です。

