人気の本ランキング
入門 起業の科学
入門 起業の科学
この本の書評・レビュー
『入門 起業の科学』は、田所雅之さんがスタートアップの立ち上げプロセスを体系立ててまとめた入門書です。
コンセプトは明快です。「スタートアップにおいて、失敗する要因を排除するための科学的な方法論が書かれている」と評されるとおり、勘や勢いではなく検証で不確実性を潰していくという姿勢が一貫しています。
実践のツールも揃っています。リーンキャンバス(事業仮説を一枚に整理する図)やジャベリンボード(仮説検証を回す枠組み)など、事業の検証サイクルを回す具体的な方法が示され、「この1冊だけでも期待する基礎知識が身につけられる」と紹介する人もいます。
PMや新規事業の担当者に効くのは、全体像が掴めることです。「事業の立ち上げから軌道に乗るまでのプロセスがしっかりと載っている」という声のとおり、いま自分がどのプロセスにいるのかを地図の上で確認できるのが大きな価値です。
デザイナーが読んでも立ち回りが変わる、という感想もありました。「コンテンツは王様、UXは女王」という言葉に触れ、経営とデザインが「顧客の課題を解決する」目的を共有していると気づいたそうです。職種を越えて共通言語を持てる一冊です。

