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世界一流エンジニアの思考法

世界一流エンジニアの思考法

世界一流エンジニアの思考法

著者

牛尾 剛

参考価格

1,760円

出版日

2023-10-23

この本の書評・レビュー

牛尾剛さんの著書『世界一流エンジニアの思考法』は、プロダクト開発に携わる私たちPdMにとって、日々の業務で直面する本質的な問いに深く切り込む一冊です。特に、多すぎるタスクや要求にどう向き合うべきか、そして顧客とのコミュニケーションのあり方について、示唆に富む学びが得られます。

本書で繰り返し強調されているのは、最も重要な「一つ」にフォーカスするという思考法です。世界一流のエンジニアは「最初の一個をピックアップしてやったら他はやらない。その一つにフォーカスする」と述べられており、これはプロダクトの優先順位を決定し、限られたリソースを最大限に活用するPdMにとって、非常に実践的な指針となります。あるnoteでは「減らすことに価値があるとマインドをリセットする」ことの重要性が語られており、選択と集中を徹底する姿勢が求められていることが分かります。

また、顧客の要望や不具合に対する向き合い方も、この本の重要なテーマの一つです。牛尾さんは「顧客の要望に対して謝ることが本当に正しいのか」という問いを投げかけ、開発者が世の中を良くするために努力しているという視点から、顧客の期待を丁寧に受け止め、早く応えることの重要性を説いています。別の記事では、COCOAの事例を通して「ハッとした」と述べられており、単なる謝罪ではなく、前向きな姿勢で期待に応えるコミュニケーションが、PdMとして顧客との信頼関係を築く上で不可欠であると気づかされます。

この思考法は、プロダクトの方向性を明確にし、開発チームの集中力を高めるだけでなく、顧客との健全な関係性を構築する上でも役立ちます。「ごめんなさい」ではなく「要望ありがとうございます。頑張るから期待して待っててね」という牛尾さんの提唱する言葉は、PdMが顧客と対話する際の強力なマインドセットとなるでしょう。

日々の業務に追われ、目の前のタスクに埋もれがちなPdMにとって、本書はプロダクトの価値を最大化し、チームのモチベーションを維持するための羅針盤となり得ます。多忙な中でも、立ち止まって自身の思考法を見つめ直し、行動を変える本質的な問いに向き合い、行動を変えるきっかけを与えてくれる、そんな一冊です。

noteでの言及数の推移(直近24ヶ月)

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