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暇と退屈の倫理学 (新潮文庫)
暇と退屈の倫理学 (新潮文庫)
この本の書評・レビュー
『暇と退屈の倫理学』は、國分功一郎さんによる、私たちの「退屈」を正面から論じた哲学書です。
「2023年で最も良かった本」と評する人がいて、SNSやYouTube全盛の現代こそ読まれるべきだと言います。現代人の日々のモヤモヤを言語化してくれるのが本書の力です。
面白い問いが立ちます。人類は400万年の遊動生活に適応してきたのに、定住生活はわずか1万年。だから退屈は人間にとって、むしろ不自然な状態なのだ、という視点が示されます。
ではどうするか。ある読者は本書から「楽しむためには訓練が必要」という気づきを得たと書きます。食や映画も、対象を深く思考し理解するほど、より深く味わえるようになる、と。
目の前の課題にも、自分なりに思考して向き合う。ノウハウを消費するだけでなく実践に向かえと促す点で、哲学書ながらPdMの日々にも通じる一冊です。

