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Inspired: How to Create Tech Products Customers Love (Silicon Valley Product Group)
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この本の書評・レビュー
『INSPIRED』は、マーティ・ケイガンさんが、顧客に愛される製品をどう生み出すかを説いた、プロダクトマネジメントの「あるべき姿」を体系化した一冊です。「もはや聖書っぽくなっている」「全部とっても良かった」と評されるほど、この分野の標準的な教科書として読み継がれています。
本書が広めた考え方の核が、良いプロダクトを支える4つの視点です。価値がある(Valuable)、使いやすい(Usable)、実現できる(Feasible)、事業として成り立つ(Viable)。この4つを外さずに製品を組み立てるという発想が、多くの読者の基準になっています。
とりわけ引用されるのが、ロードマップへの問題提起です。機能を並べた「機能ロードマップ」はアンチパターンであり、リリースそのものが目的化してしまう。その代わりに、機能ではなく「価値」の形でロードマップを書くという転換が、強い学びとして語られます。
構成の使い勝手も評価が高く、「PEOPLE / PRODUCT / PROCESS / CULTURE の4つに分かれていて、辞書のように使える」という声もあります。とくに最後のCULTUREの章は「分量は少ないものの、エッセンスが詰まっていて何度も読み直したい」と推す人もいます。
要件の発見からデリバリまでを一気通貫で担う「モダンなプロダクトチーム」像もここから広がりました。アウトプットではなくアウトカムで戦うチームを目指すPdMにとって、最初に読み、その後も折に触れて開く定番の一冊です。

